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2005年06月05日

遙かベルリンより

昨日の激しい通り雨とはうってかわって今日の東京は暑かったですね。
そろそろ服装も夏モードに切り替える時期でしょうか。
そこ、遅いとか言わない_| ̄|○体冷えやすいのですよ…

その暑い中、上野まで行って来ました。
休日の上野公園はやはり人が多くて、あれだけの人口密度だと
公園としての役割を果たせているのか少々疑問ではあります。
国立科学博物館恐竜博2005が開かれており、博物館外まで長蛇の列が出来ていました。
最近恐竜と鳥の進化に関する学説で盛り上がっているようで、
今回の恐竜博2005でも大きく取り上げられています。
恐竜や古生代から中生代の地球には小さい頃から非常に関心があるのですが、
恐竜から鳥への進化に関する学説は学術誌や新聞で数多く目にしているので
見に行くほどでもないかなぁといった印象。
そういえば昔東京に来たとき千葉の幕張メッセでやってた恐竜博に行ったっけ。

目的地はそこではなくて、ここ。
東京国立博物館で開かれているベルリンの至宝展
ドイツのベルリン博物館島所蔵の美術品がやって来ています。
古美術は昔から結構好きで、神戸にいた頃も大英博物館展やらに行った記憶があります。
海外から来るのにはどうしても目が行くようで。
つまり、好きだけれどそういう機会がなければなかなか足を運ぶことはないわけd。
絵画は見るのも描くのも好きでして、
一時期父の油絵道具を引っ張り出して少しやっていたりもしましたが、これは結局続かず。
絵もしばらく描いてないですね…。
もっとも今は画材がないので線画しか描けませんが。

展示場に入って大失敗に気づきました。




眼鏡忘れt

ベルリンの至宝展だからと言ってドイツの美術品ばかりではありません。
ベルリン博物館島が集めた美術品は、古代エジプトからギリシア、ローマ、
中世ヨーロッパ、そして近代美術まで。
いつもはテレビや紙面でしか見られない物を間近で見るのはとても良い機会でした。
壁画や絵画のとんでもない緻密さ、繊細さ。
一見単純な彫刻に見えても、爪の一つ一つ、腕の筋肉の凹凸まで彫り込まれていたり、
絵画はまるで浮き出ているかのように見えます。

一番気に入ったのは、博物館島の旧博物館の設計者でもある
Karl Friedrich SchinkelのGothic Church on a Rock(岩場に建つゴシックの大聖堂)
実はこの写真を新聞で見たのがベルリンの至宝展に足を運ぶ事にした切っ掛けでもありました。
聖堂の後ろから差し込む光は、まるで本当に絵が光っているかのようでした。

日曜ということもあり会場はとても混んでいました。
眼鏡を忘れたので近くまで寄らないと説明書きも読めないので
ゆっくり見ることもさっさと見ることも出来ない状態。
近代画が期待していたより少なかったかなぁ。
やはり宗教関係の絵が多かったです。
これに関しては日本で展示会を行うにあたって議論が繰り返されたとか。
本来展示される美術品の殆どはキリスト教と切っても切れない関係にあるのですが、
日本で行う場合宗教色をどこまで出すかがどうしても論点になってしまうようです。
博物館側としてはむしろキリスト教との密接な関わりをメインに据えたかったらしいですね。

ちなみにこのベルリンの至宝展のテーマ曲というものがあり、
その曲を提供したのはALFEEの高見沢氏だそうです。

後は特別展示で兜の歴史みたいな展示をやっていたのでこれも見てきました。
全然関係ないですが、博物館の内側と、古い大学の建物の内側って似てますよね。

今年はこの他にも横浜美術館でのルーブル美術館展や、
Bunkamuraザ・ミュージアムでのベルギー象徴派展など、
気になる展示がいっぱいです。
開催期もそろそろ終わりに近づいてきたので、
滅多にない機会ですし忘れず行きたいところです。

投稿者 Nightfly : 2005年06月05日 23:08 | Real Life

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