Reminiscence - β Part I     A Novice meets a Poring

 ここでひとつ言っておかなければならないことがあります。
実はβの時のSSはたった1枚しか残っていません。
SSの撮り方は知っていましたが、まだその重要性(大げさ)を認識していなかったのです。
β2からは割と撮るようになりましたけどね。
βの頃はSSを撮る習慣がありませんでした。
そんなわけでβの話はほとんど文字のみ、一部再現映像で進みます。

 今も昔もノービスは初心者修練所に生まれます。
先に進む前にそのマップの隅々まで見ないと気が済まない性格の私。
隠し宝箱があるわけもないのに建物外を隈無くチェック。
コンシューマのRPGならともかく、ROではそういう行動もほとんど意味が無いと気づくのはまだ先のことでした。
初めてなので初心者修練所の申込書を作成。
ファブル地帯では1匹も倒すことが出来ず、2回死んで3回でようやく倒さなくて良いことを悟りました。
普通のRPGやアクションRPGしかやったことのない人にとって敵は襲ってくるもの、倒すものですからね。
ファブル地帯を抜けて適性診断。
狙わず(何をだ)正直に答えます。

Q.屋上から飛び降りたら空を飛べるかもしらん
A.
 はい
→いいえ

当然ですね。正直ですね。
#この質問、今では「屋上から飛び降りると、空を飛べるかも知れない」と変わってしまっています。
で、アーチャーが適性と言われました。
剣士はベタだし…マジは合って無さそうだし…
アーチャーってよく分からないけどちょっとキワモノっぽいしこれでいいかな。
という安易な気持ちでそのままアチャになることを選択。
ちなみにこの後もノビ作るときに適性診断するといつもアーチャーと言われました。
それにしても、この適性診断のNPCといい初心者修練所のレオンなんちゃらといい
営利目的で開発されているゲームのNPCがこんなに口が悪いというのも驚きでした。
韓国語を日本語に翻訳してるからかと思ってましたけど今でもそのままだし。
それもROらしくていいんですけどね。

 飛ばされた先はフェイの弓手協会。
また建物内を散策します。当然何もありません。
フェイの街に入ってみると自分以外のキャラクターが何人かいました。
ネットゲームをやったことのない私は「これみんな中に人が入ってるんだなぁ」
と新鮮味を覚えつつも、周りがみんな座っていて1次職の中、
立ちつくすノービスの自分が見られているような気がしてさっさと南へ出てしまいました。
座るという概念はそれまでの普通のコンシューマRPGにはなく(今はあるのかもしれませんけど)
ファンサイトでは「Insertで座れる」とあちこちに書いてあったので
早く座れるようになりたいと強く思ったものでした。

 街の外、フェイ↓に出たので取りあえずポリンを叩きます。
ゼリー状のモンスターがそのゲームで最も弱い敵というのはRPGの常識ですから。
カーソルを合わせてクリッククリック!
CTRLクリックなんて知りません。ひたすらクリック!
クリック連打だと攻撃速度遅い上にポリンが逃げるのでとてもやりづらいです。ラグ故に
アキレスと亀のパラドックスはご存じでしょうか。
知らない人は上のリンクを押してみて下さい。
現実にはこのようなことは起こりませんが、当時のROの世界ではこのパラドックスが日常茶飯事でした。
#今もですけど。当時はもっとひどかったです。
アキレスをプレイヤーに、亀をポリンに置き換えて下さい。
プレイヤーがポリンをCTRLクリックすると、プレイヤーはポリンの横まで歩きます。
しかしラグってる間にポリンは別の場所に移動しています。
CTRLクリックしているのでプレイヤーはまたポリンを追いかけます。
しかしラグっている間にポリンは(以下エンドレス
つまりプレイヤーは永久にポリンに追いつけない。
まぁ永久は言い過ぎなのですが、それくらい当時は接近職にとって辛い時代でした。
#当時RO日本用サーバーは韓国にあったので物理的にも回線が遠かったのです。
#人によってはアメリカを経由して韓国に接続されていたとか。
#そのためラグの事は「海底ケーブルにポリンが詰まった」なんて言われていました。
そんなわけでポリンを倒すのにも苦労するノービス。
HP自然回復が待ってられないのでHPが少なくても特攻し何度も死に戻りました。
その度に弓手協会から再スタート。
カプラでセーブなんて知りません…。
スキルレベルと基本スキルの意味がよく分からず、jobが上がってもなんじゃこりゃだったのですが
ようやくその意味を悟り、スキルを上げて座れるようになりました。
せっかく座れるようになったのでHPが減ったら座って回復します。
ノービス大満足。ふん
リンゴ等回復アイテムは拾っても勿体なくて使えません。
少し収集品がたまったので売ったらどの程度お金になるのかと気になり、
フェイの武器防具屋に売りに行きました。
ゼロピーを売った収入と、店売り装備の値段を比べて唖然。
手持ちの100z弱に対して店で売っている武器防具は数10k単位。
こんな物が果たして買えるのだろうか。しょぼーん
まだまだ先に希望は見えないのでした。

 少しレベルが上がって、ファブルやルナにも手を出すようになりました。
プパが非行動ということも知り安心して叩くように。
ウィローやクリーミーはあからさまに強そうなので逃げ。
逃げる必要はないのですがノンアクティヴとか知らないので本人は必死。
何度も死に、重量いっぱいでもないのに何度もアイテムを売りに行きました。
少しずつ、お金が貯まっていきます。
当然やわ毛も店売り。
やわ毛の価値を知るのはまだ先でした。
ステはSTR中心にVIT等の他のステにもまんべんなく。
仮にその時「アチャの攻撃力はDEXだ」と言われても、目の前のノビの攻撃力STRを取ったでしょうね。
STRは最終的に13くらいまで上げた気がします。
レベルも10が近くなり、少しは強くなったと思いました。
今なら…倒せるかもしれない! …この…クリーミーも!!




画像は再現映像です

…

弓手協会から再スタート。

 Job Lv9で転職可能?とかお約束の勘違いもしましたが、無事転職可能なレベルに達しました。
当時は転職クエストは無いので弓手協会のNPCに話しかけるだけで転職完了。転職っ
やっとこれで一人前になった気がしました。
いや、全然なってないんですけどね。
気づいたら初めてから3時間ほど経ってしまっていました。
時間を忘れてプレイしてしまう…ネットゲームの怖いところです。
初日の感想、グラフィックも綺麗だしそこそこ面白いかな…。
でもこれで他の友人が別鯖で始めてたら…せっかく転職したのに残念。
転職もしたしこの日はこれで終わりにしました。

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