首都プロンテラに行くことを決意した私。
なぜ急にプロかというと、プロには私をROに誘った友人がいるのでした。
カプラ転送を使うお金なんてないので当然徒歩で。
マインで叩ける敵を叩きつつ森へ入ります。
フェイ周辺は言わずと知れたややこしい森のマップ。
当時は画面右上のミニマップが不親切で、
キャラが通れるところと通れないところの違いが分からなかったのです。
ということはまさに迷路。手探りで進むしかありません。
#みすとれ巣に遺物として残っている「移動可能領域マップ」を後に見つけて感動したものです。
フェイ↓はノビ時代にそこそこうろついていたのですが、
そこから西に進むともうわけ分かりません。
リアルでもゲームでも自分が今どこにいるのか分からないというのはとてつもない恐怖です。
しかし、迷っても大丈夫。
ROアニメにも出てきた左手の法則(左手を壁に当てて進めばいずれ出口にたどり着く)
をいざとなったら使えばいいのです!ROアニメはさすがですね!
森を抜けるのに必死だったので私も使った気がします。
なんだか悔しいですね。ROアニメにも出てきたから尚更。
やっと森を抜けると砂漠が見えてきました。
#βの時はmoc_fild03の↑がmoc_fild02だった気がします。
#狩り場情報にβマップとか残ってたんですけど閉鎖されてしまいましたので
#今となっては知るすべもなし…ぁぁぁぁ気になる!
森と砂漠を分ける橋をさしかかりました。
ここからはもう森と違って分かりやすいマップです。
さっきから周りにウルフとかいるので必死に逃げます。
なぜならウルフに限らず敵は全てアクティヴだと思いこんでいるからです。
向こうから寄ってこなくても近くにいたら襲われると勘違いしてます。
ペコペコとかもなるべく迂回して駆け抜けて、ついに森を抜けt

カチッ


ここまで来て…無念…。
セーブ地点はアチャ村です。フェイじゃなくてアチャ村。まだセーブしてなかったんかい。
またフェイから森を抜けなければいけないことを考えると気が遠くなりそうでした。
プロに着いたら何はなくともまずはセーブしようと決心しました。
2回目の挑戦。今度は慎重に。
森を抜け…さっき死んだ橋を渡り…ついに砂漠へ。
フェイ森と違って見晴らしが良く広々としたマップ
フェイ生まれの者にとっては複雑なマップが普通でしたので、プロ周辺の分かりやすいマップには感動。
プロの街に入ってまた驚き。フェイとは人の数が違います。
地方の街から東京に出てきた若者状態で田舎者丸出しです。
この頃の接続者数は最大で4000人くらいでしたでしょうか。
プロの露店も今のゲフェ塔前くらいの密度でまだまだまばらでした。
露店がいっぱいあってもお金ないから何も買えないんですけどね。
当時は芋が4zで一番回復効率の良いアイテムだったので、プロも芋屋がいっぱいでした。
おっとそうそう、セーブを忘れずに。
そしてマジシャンの友人と合流。早速PTを組もうということに。
当時の担当教官の名前をもじって友人がPTを作成。
#ちなみにこの頃は公平設定とかはありませんでした。
もう一人リアル友人がモロクでシーフになったようなので迎えに行くことに。
ファンサイトのマップを見つつ一路南西へ。
森と違って初めてのマップでも迷わず進めます。
砂漠万歳。この時私は既に砂漠の虜になっていたのでした(何
スティールチョンチョンとかぷち強いチョンチョンだろうけど、
無闇に攻撃して返り討ちにあったら危ないから気をつけよう。

カチッ



いや、ネタじゃなくてほんとにミスです。弓じゃなくて短剣なのに。
こういう時はアキレスと亀みたいにはいかないんですよね。
しかし今回はフェイではなくプロからのリスタートです。
迷いはしない。誤クリックに気をつけるだけ。もちつけ自分。
…今回も2度目で到着。
シーフの友人は既に合流してPTに加わっていました。
私もモロクで彼らとセーブして初めてのPT狩り。
#ちなみにこのシーフ、見た目が♀で中身は♂
#アカウント取るときに虚偽の性別入力するなんて考えもしなかったので♀キャラにしたと聞いたときにはびっくり。
#でも彼のこの行動がなかったら私はネカマ・ネナベというものを知る事がなかったかもしれません…
ちょっと強そうな敵を探して…コンドル、こいつにしよう。
3人がかりでタコ殴りっ!

コンドル1匹に全滅する3人PT
座って回復しながら作戦会議。本人達必死。
リアル友人同士の会話なので関西弁。
マジ : OK、取りあえず俺はマジやから誰かが攻撃した後に魔法撃ち込むわ
シフ : 一番HP多いの誰や?
自分 : 俺やな。よし、俺が最初に攻撃するわ
シフ : その後俺も攻撃して
マジ : そして魔法や
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完璧な作戦を立てて再度勝負。
自分 : ぅぉ死んだ 後は頼んだぞ!
シフ : 俺も死んだ!魔法でとどめさせ!
マジ : よっしゃ倒した!
自分 : やったな!よし、死に戻ってくる
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回復アイテムなんて使えないからあるだけのHPで勝負。
コンドル1匹に3人かがりで必死。
倒せたら大喜び。
今では考えられないような(キャラが)若すぎる日々。
強くはないけれど、今では失ってしまった「何か」をその時は確かに持っていました。
時と共に失ってしまうことは仕方ないし、失うことで得られたものも数多くあるでしょう。
「昔の方が良かった」とは思いませんが、今も私の中に強烈に刻まれている思い出です。
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